日本株見通し「基本膠着も修正リバウンドは継続」

為替相場(FX)において米国住宅着工件数11月分は、3ヶ月ぶりの反発を見せた。前々回が速報値ベースで51.9万戸(その後53.4万戸に改定)と、09年4月以来の低水準となった状況から一安心となった。今回は前回からやや弱めの55万戸との予想。雇用統計がイマイチの状況が続いている他、先週発表された小売売上高が予想よりも弱めとなっていることなどが、市場の予想を抑えている模様。もっとも、前回の流れを引き継いで予想以上に改善を示す可能性は十分にある。

日本株見通し「基本膠着も修正リバウンドは継続」

注目された米国市場でのアップルの動向については、ジョブズCEOの病気療養による影響は限られる一方、取引終了後に発表された決算では予想を上回る内容が好感されて時間外で4%超の上昇となっている。IBMも決算内容が好感されて時間外で強い動きをみせており、ハイテクセクターに対する支援材料になりそうだ。シティグループは予想に届かなかったことが嫌気されているが、メガバンク中心に目標株価引き上げの動きも観測されており、売り込む流れにはならないだろう。ゴールドマン・サックスなど金融株の決算が相次ぐなか慎重姿勢もありそうだが、かえって相対的な出遅れ修正の動きが強まる可能性も期待される。

 

基本的には、日経平均は引き続き戻り高値水準での膠着感の強い相場展開が想定される。しかし、アップルへの警戒感後退や指数インパクトの大きいハイテクセクターが強含みで推移するようだと、これまでの保ち合いレンジを上放れてくることは十分考えられよう。海外ファンドによる資金流入も継続しているとみられるほか、昨日1/18の動きをみても、これまでの外部要因に振らされる地合いからは完全に脱していることがうかがえる。

 

また、昨日は高岳<6621>が昨年来高値を更新したほか、GSユアサ<6674>もしっかりなど、材料銘柄への売買も活発であり、需給状況の良好さが確認されている。テーマ株物色についても循環による資金回転が利いている状況である。日経平均は過熱感を冷ますための日柄調整との認識であり、修正リバウンドは継続しているとみておきたい。

 

なお、1/18のNY市場でダウ平均は50.55ドル高の11837.93、ナスダックは10.55ポイント高の2765.85。シカゴ日経225先物清算値は大証比55円高の10575円。ADRの日本株はキヤノン<7751>、三井住友<8316>、菱地所<8802>、京セラ<6971>、オリックス<8591>、TDK<6762>など、対東証比較(1ドル82.6円換算)で全般小じっかりだった。